外国人にとっても魅力的な大阪の街
これらの要因により、この治安の良い国である日本。
東京圏に次ぐ大都市である大阪の中でも、環境が良好とされている玉造・森ノ宮・鶴橋・上本町といった
エリアは不動産投資やセカンドハウスの需要として、世界の投資家や富裕層が投資の対象としての
ニーズが高まり、不動産価格が高騰する可能性は十分に考えられます。
今や、ボーダレスで人やお金が国際間を自由に行き来する時代です。
日本の経済発展には欠かすことの出来ない外国人の存在を、もはや無視するわけにはいかないでしょう。
外国人抜きでは日本の経済の維持発展は考えられない時代に来ております。
近年、世界資本が入り、地価も物価も高騰している北海道ニセコのような状況が
ここ大阪でも起こりうるのでしょうか?
ラーメン一杯2000円、カツカレー3000円、パートの人件費は時給2000円超え。
こうした物価が現実になっているようですが、現地の外国人からすれば、これが高いという感覚はないようです。
この大阪の物価や、不動産価格も『国際価格』に近づくのでしょうか?
ここまではなってほしくないのですが、可能性はゼロではないと思うのです。
大阪中心部の地価高騰が周辺の高騰をもたらすのか?
すでに東京都心部や大阪の梅田・難波といった中心部では、もうすでにこの国際価格に近づきつつあるようですが
これが環境良好とされる中央区・天王寺区やJR環状線の内側エリアにも広がる結果、
日本人の不動産購入が価格的に困難になる可能性が十分にあると思います。
特にマンションは世界の富裕層にとっては、株や債券などと同様に金融商品として
投資の対象と考える傾向が出てきております。
土地と違い、煩わしい境界の確定や土壌汚染調査などの煩雑な手続きを経ることなく、手軽に売却できる利便さがあります。
人生30年近くローンに追いまくられる一般庶民を横目に、マンションは格好の投資、
または投機対象となるのは納得いかないのですが、これが現実でもあるのです。
賃貸市場でも賃料が上昇し、富裕層や外国人が占めるようになるというシナリオも現実味を帯びています。
円安の進行が続けば、この傾向はますます顕著になるでしょう。
これらの動きを総合的に見ると、大阪の不動産市場の行方は、今後も注目を集め続けることでしょう。
不動産価格が上昇し続けるのか、それとも新たな変化が訪れるのか…?
大阪市内の発展とともに、不動産市場の動向を見守る必要があります。
(3)10年後の大阪の不動産市況はどうなるの?…終わり