現在の大阪の地価とマンション価格の状況
現在、大阪市内の地価やマンション価格は、見方によっては上がりすぎているとも言えなくもありません。
新築マンションの価格は6,000万〜7,000万円が当たり前で、中古物件でも1億円を超えるものも珍しくありません。
一般の人々には手の届きにくい価格となりつつあります。
不動産価格は「これはバブルで、これ以上は上がらないだろう」との声も少なくありません。
しかし、その一方で新たな強力な買い手が登場しています。それが、円安とグローバル化による外国人購入者です。
以前の私のこのブログでもコメントいたしましたが3年前は1ドル110円だった為替レートが
現在では155円近くまで進み、円の価値がドルベースで約40%下がったため
外国人にとっては日本の不動産が割安に映ります。
大阪の不動産も世界的インフレに巻き込まれる
さらに、世界的なインフレの影響でニューヨークやロンドン、パリなどの都市の地価が高騰している中
大阪や東京の地価には割安感があることも影響しています。
大阪市中心部は、治安が良く物価が安いこと、交通の利便性や生活インフラの充実度、
食文化の豊かさなど、快適な生活環境が整っている点で世界から注目されているようです。
安全はお金では買えない
東京や大阪のような巨大都市でありながら
『夜間でも女性が一人で帰宅できる。夜中でもコンビニに買い物に行ける。』といった街は
世界でも例が無く『奇跡的な存在』であると言っても過言ではないと思います。
私は今から40数年前、バックパッカーとして海外に旅行した際、北アフリカのモロッコで
道を訪ねた連中らにメディナと呼ばれる迷路(イスラム社会にある城壁内の迷路)に案内され
80ドルをふんだくられたという苦い経験があります。
このときは、ナイフで脅され背に腹は代えられないと腹をくくって金を支払い、その場から必死で逃げ帰ったのでした。
外国ではこうしたスリ・置き引き・詐欺・強盗といった犯罪が日常茶飯事。
道に迷ってもうっかりと人に尋ねるのもままならない地域もあります。
年々、貧富の差の拡大が進む中、治安がますます悪化している国が多いのも世界的な傾向のようです。
幸い、今の日本では盗難・強盗や自爆テロを気にしなくても、旅行や買い物に行くこともできて
安心して住めるメリットはとても大きいのです。
安全はお金では買えないのです。
(2)10年後の大阪の不動産市況はどうなるの?…続く