想定以上のコストで計画が頓挫
~旧社屋を解体したものの自社ビル建設を断念【大阪】~
先日、ある企業から
「本社ビルを建て替えるつもりだったけれど建築コストが想定以上に膨らんでしまい、
自社ビルの新築を断念した。代わりに既存ビルで条件に合う賃貸物件を紹介してほしい」
との相談を受けました。
この企業は業績もうなぎ登りで社員さんも増加の一途、非常に元気の良い製造業の会社です。
そこで、築50年以上経つ旧来のビルを解体して、新築ビルで心機一転を考えおられたのです。
いったん、仮住まいとして近隣のビルに移り、新築ビルのプランを立てておられました。
ところが、設計段階で出てきた見積もりが当初想定の1.5倍以上。
何社かに相見積もりをお願いしましたが、どこも変わらぬ高額の見積額とのこと。
その建築費を考えると
「賃貸ビルに移転した方がずっとコストも抑えられる。
求人事情も考えると、もっと従業員が通いやすい駅に近い賃貸ビルの方が良い」
との判断に至ったとのことです。
そこで急きょ方針を変更し、賃貸で事務所を確保する方向に切り替えられたのです。
(1)建築費の高騰がビル建設に及ぼす影響 … 続く