整い始める生活インフラ
弊社のある玉造周辺では、スーパーに限って言えば日の出通り商店街に1軒しかありませんでした。
森ノ宮や谷町4丁目に近い方もこのスーパーにわざわざ買い物に来られていた時代がありました。
しかし、こうしたライフスタイルの少しずつの変化に対応するかのように、生活インフラも徐々に整ってきました。
2007年に玉造筋沿いに大型スーパーイズミヤができ、そのあと2009年に玉造駅構内に近商ストアー、
2013年森ノ宮にKOHYOが営業開始、2015年には森ノ宮に大型ショッピングセンター・キューズモールが完成、
スーパーライフはもとより多くの店舗・診療所・教室などが入店し、大いに活気が出てきました。
また、森下仁丹 跡地に待望のロイヤルホームセンターができ、それまで天王寺や片町まで行かないと買えなかった
建築関係の日用品なども幅広く買えるようになり、利便性は大幅にアップしました。
上本町界隈の発展もめざましく、赤十字病院のリニューアル、従来の近鉄百貨店やハイハイタウンに加え、
2010年には新歌舞伎座の移転とともにショッピング街・YUFURAが完成し、
数々の商業施設(家電量販店や飲食店舗)が出来、上本町の近隣はもとより、近鉄沿線からの利用客も集め
沿線からの移住者やセカンドハウス需要により、タワーマンションが立ち並ぶようになりました。
この人口増加に伴い、今まで不足していた保育所も次々と開設され共働き夫婦にとって、住みやすい街が形成されてきました。
これらは、さらなる若い世帯の増加をもたらしました。
もう一つ、生活インフラ面で画期的に変貌を遂げたものがあります。
それは、大阪城公園や天王寺公園が憩いの場所として整備されたことです。
大阪城公園と言えば、私が学生時代は一人歩きが怖い場所でした。
通学路で近道だったのですが、カツアゲ(恐喝)や窃盗などが横行し、昼間でも通行するのが怖かった記憶があります。
また、夜間はカップルや女性が散歩するには、痴漢や誘拐事件などもあり、とても近寄れる場所ではありませんでした。
しかし2017年あたりから、ジョウテラスや演芸ホールなどが建設され、多くのカフェをはじめとした
飲食店舗などが建ち並ぶようになりました。
公園内部は至る所ライトアップされ、今までの、怖くて陰湿な雰囲気から一変しました。
いまや、夜更けでも女性一人でベンチや散歩を楽しめるようになりました。
以前に比べ治安もずっと良くなり、以前と同じ公園かと見違えるくらいです。
公園内では、様々なイベントが数多く開催され、地域の方々の憩いの場にとどまらず
昼夜を問わず遠隔地から訪問される方も増えております。
最近では、インバウンド需要での多くの外国人が散策を楽しみ、スターバックスなどのカフェにいると半分以上が外国人。
『ここ本当に日本なの?』と錯覚することさえあります。『大阪も立派な国際都市になったなぁ…』と実感します。
私自身、玉造で暮らして長いですが、大阪城公園を朝はラジオ体操、夕方にはカフェでくつろぐ日々を楽しんでおります。
緑の木々に囲まれながら夕日を眺めているとまるで外国にでもいるような気分になります。
自然の好きな私は、郊外へ行く必要もなくなり、生活するのが楽しくなったなあとつくづく感じております。