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なぜ入居者自身も火災保険に入る必要があるのか?

【入居者様向け】

家主が火災保険に入っているのに入居者の保険は必要?

~その理由と実際のリスク~

 

 

賃貸マンションの契約時、多くの管理会社や大家さんから「火災保険への加入」を求められます。

 

これに対して

「でも大家さん(家主)も火災保険に入ってるんですよね?それならなぜ自分が入る必要があるんですか?」

というご質問をいただくことがあります。

 

たしかに、重複して保険料を払っているように思えてしまいますよね。

 

ですが、家主の火災保険と入居者の火災保険では、そもそも守る対象がまったく違うのです。

 

なぜ入居者自身も火災保険に入る必要があるのか、具体例を交えて解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

火災が起きたとき、自分が火元だったらどうなる?

 

たとえば、こんなことが起きたとします。

 

◆ 入居者がうっかりストーブをつけっぱなしにして外出 → 火災発生

 

火は入居者のお部屋から出火し、室内が全焼してしまっただけでなく、上階や隣室にも

煙や水の被害が広がってしまいました。

 

このとき、問題になるのは次の3点です。

 

● 自分の家財がすべて焼けてしまった

● 貸主(家主)から、建物の修繕費用の一部を請求される可能性

● 隣室などに被害を与えた場合の賠償責任

 

これらは、家主の火災保険では一切カバーされません。

 

あくまで家主の保険は「建物そのもの」や「家賃損失」などを守るもので

入居者の財産や過失には対応していないのです。

 

 

 

入居者向け火災保険でカバーされること

 

そこで必要になるのが、入居者向けの火災保険です。

 

主に以下のような補償が含まれます。

 

◆ 家財補償

家具・家電・衣類などが火災や水漏れで損傷した際の補償

 

◆ 借家人賠償責任補償

うっかり火災などを起こして部屋を損傷させてしまったとき、大家さんに対する賠償をカバーします。

(法律上は、賃貸借契約に基づき、入居者のミスで火災を発生させた場合、家主に対して

原状回復義務を負うことになります。つまり、借りたときの状態に戻して返還する義務があるのです。)

 

◆ 個人賠償責任補償

隣室や下の階に損害を与えてしまったときの補償

これらがあることで、「もしもの時」に自分自身も周囲も守ることができます。

 

 

 

未加入のまま火災を起こしたら…

 

実際に火災保険未加入のまま火災を起こしてしまい、数百万円単位の賠償請求を受けた事例もあるようです。

 

中には「払えない」とそのまま逃げてしまい、トラブルが長期化してしまうケースも。

 

ですが被害を受けた方からすれば、損害を補償してもらえなければ大きな痛手です。

 

結果として、法律的な責任を問われたり、訴訟に発展することもあるようです。

 

 

 

 

まとめ:保険は「自分のため」であり「周囲のため」でもある

 

「大家さんが入っているから大丈夫」と思いたい気持ちは分かります。

 

でも、実際に火災などの事故が起きたとき、責任を問われるのは火元となった本人です。

 

保険がなければ、自分の生活を立て直すことすら困難になってしまうかもしれません。

 

だからこそ、賃貸契約時に火災保険の加入が義務づけられているのです。

 

 

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