買主の立場も強くなっており、今は “好条件の売却交渉” がしやすいタイミング
現在のように地価が上昇し、開発ニーズが高まっている状況では、売り手側にとって有利な
交渉がしやすいというメリットがあります。
特に大手の不動産会社やデベロッパーが購入を希望している場合には、以下のような
柔軟な条件を提示してくれることが多くなっています。
◆ 「現状のまま(古いまま)」で売却できる:建物を壊したり、テナントを立ち退かせたりせずに売ることができる
◆ 「退去交渉は買主が行う」:オーナーが直接入居者に対応しなくて済む
◆ 「等価交換(とうかこうかん)」の提案がある:思い入れのある土地に引き続き住み続けることができる方法
等価交換とは? わかりやすく言うと…
例えば、あなたが所有している土地を、マンションなどを建てたい不動産会社に売るとします。
すると、その代金の一部を「お金」ではなく、その土地に建てられた新しい建物の “お部屋” として
受け取ることができるのが「等価交換」です。
この方法を使えば・・・
● 今まで自分や家族が長年住んでいた土地を完全に手放す必要がなくなります。
● 建て替え費用もかけずに、新築マンションの一室が手に入り、自分で住んでも良いし
他人に貸して家賃収入を得ることもできます。
つまり「土地の一部を差し出す代わりに、将来にわたってその土地に住み続けられる権利を確保する」
という非常にメリットの大きい方法なのです。
今回の共有ビルの例でも、反対されていた共有者の方は「両親との思い出があるこの場所を手放したくない」
というお気持ちをお持ちでした。
そこで、弊社では「等価交換」によって、将来建つマンションにその方専用の住戸を確保し
今後もこの地で暮らし続けられるような提案を行いました。
このように、愛着のある土地を手放さずに活かす選択肢も、今の不動産市場なら実現できる可能性が高いのです。
(2)不動産価格の上昇は共有物件売却の大きなチャンス … 終わり